2007年 05月 20日
僕には、姉が一人いる。 僕にとっては、この世でたった一人の大切な姉。 現在は子育て休暇中であるが、本来は教育の一線で生きるバリバリの教師。 そんな姉から、一通の手紙が届いた。 僕が書くこのブログに対する感想や想いが素直に書いてあった。 「ありがとう」 素直にそう思えた。 弟は東京で頑張ってるぞ。 さて、 実は、僕はそんな教師である姉に期待している。 日本の社会のために。 日本の未来のために。 僕はね、姉が生きる場、すなわち教育とは人間の根源であると考えている。 もちろん、教育といっても様々な局面が存在する。 家庭環境、友達、スポーツであったり、その全てが教育と言える。 とはいうものの、 やはり“学校教育”が子供達の人生に与える影響力は極めて大きいことは否定できない。 今、その日本の学校教育は本来進むべき方向からずれてきているように思えてならない。 例えば、小学校でのこと。 通信簿の表記方法の改定 体罰の異常なまでの禁止 そして、 ゆとり教育と言う名の 3.14 ⇒ 3 本当にそれでいいのだろうか? 健全なる学校教育と言えるのだろうか? 僕は、流行の教育批判ジャーナリストではない。 故に、日本の“ゆとり教育”がどうのこうのと言うつもりはさらさらない。 ただね、少なくとも二つのことをここに申したい。 一つ、 円周率(3.14159265358979362643383…)を3にした場合、 正六角形とそこに内接する円の面積は、計算上同一になる。 図を見れば、一目瞭然だが、 これは教育として明らかに無理がある。 なぜなら、それは明らかに“誤り”だからだ。 文部科学省さん、 誤りを教えてはいけんよ。 一つ、 これこそ、姉に託したいこと。 僕にとって教育とは、“人間”である。 そう、“人間”そのものなんだ。 姉には、その人間を子供たちに教えてほしい。 正直、”ゆとり教育”だとか、そんなものはどうでもいい。 僕達人間は忘れてはいけないものがある。 僕達人間は失くしてはいけないものがある。 感動すること。 夢を見ること。 わくわくすること。 ドキドキすること。 目標のために努力すること。 目標を諦めないこと。 人のために泣けること。 人のために何かしてあげたいと思えること。 これはね、円周率からは決して学べやしない。 台形の計算方法を省いたからって、学べることではない。 ゆとりを作ったって学べることじゃない。 姉の手紙にはこう書いてあった。 姉には夢があるそうな。 曰く 「国が違っても、友達になれるんだよ」 それを子供達に伝えたい。 だから教師なった。 それが私の夢 胸が熱くなったよ。 僕はそこにこそ教育の原点があると思うんだ。 姉ちゃん 一つ約束だよ 青臭く夢を追え そして 日本の教育を変えろ
by NY_since1999
| 2007-05-20 21:12
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人生の日記です。 写真はシルクロードの玄関、西安から・・・。過去:日本を変えるために生まれた会社とともに生きる。現在:University of Pennsylvania The Wharton School 未来:アジア市場に夢を描く。 by NY_since1999 カレンダー
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