2007年 10月 24日
遠い昔。 二十歳のときに、初めて知ったMBA。 何をするのか?どこにあるのか? それすらも知らなかった。 ただ、ひとつ僕を惹きつけた。 「世界から、向上心のある人間が集まる場」 「僕も行く」 そう心に誓った。 あれから、9年。 社会に出て、そして大人になり。家庭も持った。 でも、あの日の想いは何も変わらなかった。 想いは現実に。 今日、 第一クォーターが幕を閉じた。 「壮絶な2ヶ月だった」 それしか、いいようがない。 これほどまでに、時間に追われたことは、これまでの人生にどれほどあっただろうか。一分、一秒の大切さを身をもって感じた2ヶ月だった。 この2ヶ月間は、本当に毎日、毎日、土日もなく勉強。パーティーに行く暇などまったくなし。毎日毎日とにかく勉強。とりわけ、ここは異国の地。外国人留学生の僕としては、アメリカ人の2倍も3倍もの勉強量が必要。その意味で、同じ境遇に立つ日本人の仲間たちには随分と世話になった。マーケティング、アカウンティング、統計等々、テストの前には、皆で集まり、ロジックを整理し、本番にのぞんだ。彼ら、彼女らの協力がなかったら、僕はこのファーストクォーターを終える前に、撃沈していたに違いない。 その中でも、とりわけ3人の日本人とは随分と長い時間を過ごしたように思える。 K-さん。 常にマイペースで楽観的。「なんとかなるでしょ」とわが道を行くおっとりタイプ。だが、彼が本気になった途端、そのすごさに驚かされる。何しろ、”頭の回転”がめちゃくちゃに速い。彼は典型的な頭の良い人間。人の努力の数分の一で、人の数倍ものパフォーマンスを出してしまう。僕は、いつも彼のその回転力に魅了されている。K-さんにはアカンティングでは随分とお世話になった。 Iさん(通称TOM) 僕のクラスに存在する、僕以外の唯一の日本人。日本の大手電機会社の海外駐在員として、南米に6年過ごし、Whartonに来た。専門はマーケティング。そんなこともあり、マーケティングの授業では、彼のプロの意見に、教室内は瞬間的に静まり返る。おしゃべり好きなアメリカ人を瞬間的に、根源的に“黙らせる”ことのできる、唯一の日本であろう。そんな、彼から学ぶことは非常に多い。秀才であると同時に、“馬鹿”もできる才能の持ち主。 K-さん 僕と同じく、アカンティングとファイナンスをダブルアクセラレイトするもう一人の日本人。ダブルアクセラレイトは正直、限界を超えるスケジュールを課されたが、Kさんとは常に自習室で共に勉強し、互いに助け合いながら、日々を一歩ずつ歩んだ。彼がいなかったら、僕はこの地獄のスケジュールを完走できるはずもなかった。この度、Kさんは世界でも名を馳せるVCでのサマーインターンが決定。身近に世界と戦う仲間がいることは僕にとって良い刺激となっている。 他の日本人にも随分とお世話になった。もちろん、日本人だけではない。ここでは書ききれないが、多くの仲間がいてこその2ヶ月だった。 仲間たちよ ありがとう。 そして、 僕のMBAはまだ始まったばかり。 そう、 明日から、いよいよsecond quater.
by ny_since1999
| 2007-10-24 21:54
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人生の日記です。 写真はシルクロードの玄関、西安から・・・。過去:日本を変えるために生まれた会社とともに生きる。現在:University of Pennsylvania The Wharton School 未来:アジア市場に夢を描く。 by NY_since1999 カレンダー
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