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Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2007年 12月 30日

歩む道

25日に出発し、今日30日フィラデルフィアに帰る。
移動時間は片道18時間。
つまり、この5日間の大部分を移動していたことになる。

今回の帰国の目的は、僕が日本で属している企業にて働くこと。
僕に許された時間は二日間。「共に歩んだ仲間たちとできる限り多くの語らいを」という思いを胸に旅路についた。

およそ7ヶ月ぶりに戻ったオフィス。
皆の声や電話の音。僕の目の前に広がる光景はあの時と同じ。
なんだか、僕はつい昨日までそこで働いていたかのような感覚に包まれた。

僕はMBAという道を選んだ。
僕は2年という時間を丸々勉強にあてる。
これまで多くをブログに記したように、その2年から得られるであろう経験は僕にとって無限の価値をなす。精巧に組まれた多くのカリキュラム。世界中から集まった多くの学生から生まれるdiversity。そこから創造される無限の可能性。他では決して得ることのできないlifelong network。

でも、この選択が本当に僕にとって正しい選択だったかどうかは、この2年間僕が如何に生きるかで全てが決まる。なぜなら、僕が図書館で勉強している間に、市場は着実に動いている。もちろん、それと同じく、いやそれ以上に会社で働く僕の同士たちは成長しているに違いない。日々、現場から得、蓄積される生の経験。日々進化するお客様からの声。それに対応すべく、同じく進化する多くのスキル。僕は2年間、そこから完全に離れることになる。

オフィスに着き、皆の姿を見たとき、僕はふとそんなことを考えていた。

人生とは、旅だ。
右往左往しながら、日々を生きる旅だ。
時には失敗し、時には成功する。
人間は失敗から学び、成功は次の挑戦への切符となる。
何が(どれが)正しい道などは、歩み始めたときは、誰にもわからない。
数百歩、数千歩歩いて初めて、その歩んだ道を評価できる。

だからこそ、歩んでいる時には“将来の約束”など決してありやしない。
必要なもの、それは“belief”。

自分が選んだ道への信念を持ち、歩み続けること。それが何よりも大事。



久々に戻った日本。
久々に食べた、刺身。
久々に行った新宿。
久々に注文した「吉野家の牛丼大盛り ツユダク」

でも、一番の印象は、“現場”を見れたこと。
それが何よりの価値だった。


仲間たちよ。
一年半後の再会を楽しみにしている。
そのときは、それぞれが歩んだ一歩、そして千歩を互いに振り返ろうじゃないか。

by ny_since1999 | 2007-12-30 18:23


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