2008年 01月 09日

take a risk

遠い昔、ある方に言われた。
「君は、最高の会社に入り、最高の収入を得ることが一番凄いと思うか?」

「一番凄いのは起業家だ」

「なぜなら彼らは、リスクをとっている」

そんな言葉がふと蘇った。

僕は、アメリカで日経ビジネスを購読している。読む時間をあまりとれないため、いつもはどうしても流し読み。本腰入れて読みたい記事にも、時間をさけずにいた。さりながら、そんな状態の中、一つの記事が僕の目を止めた。

日経ビジネス2007年11月19日号。
「頭取辞し、パンに賭ける」

36歳で、マレーシアの政府系銀行頭取を務めた鈴木二郎氏。全ての社会的地位を捨て起業。南国の島、マレーシアで一本3000円のパンを売るというハチャメチャな話。だが、これは紛れもない真実の話。ビジネスは今、坂之上の雲を目指し、加速している。
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僕は、二つの点に注目した。
一つは、凡人が絶対に取らないであろう行動をとる鈴木氏の思考回路。(社会的地位 ⇒ 辞職 ⇒ 南国で高級パン)。彼のビジネスにかける想いと戦略は、ここでは割愛させていただくが、僕には多くのメッセージを与えてくれた。興味のある方は是非、記事を読んでください。

そしてもう一つ。それは、彼が僕の先輩であるということ。そう、彼は95年にペンシルバニア大学ウォートン校を卒業している。なぜ僕はそこに注目したのか?なぜなら、ウォートンにいる多くの学生は、一般的に“超エリート”が多いからだ。皆、卒業後、最高の組織、機関に就職し、とんでもない額の給与を稼ぐ。若くして引退し、高級車と別荘でも購入し、悠々と後世を楽しむ。全部がこううまくいくとは思えないが、完全否定もできないシナリオではないだろうか。

だが、見方を変えれば皆“employee, not employer”。そう、皆、最高条件の“employee”を目指し、2年間奔走するというのが、ウォートンのカラーの一つではないだろうか。

そんな中、鈴木氏のような先輩がいることは、僕にとって大きな刺激となった。

「凄いな」
その一言に尽きる。


あれから、数年。僕に、コメントをくれた氏は、今自分の船に乗り、坂之上の雲を目指している。そう、彼は今起業家。

起業することが全てじゃないし、社長になることが全てじゃない。だけど、自分の夢のために“リスクをとれる”こと、そこがポイント。

Can you take a risk?
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by ny_since1999 | 2008-01-09 23:36


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