Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2007年 08月 31日

Director of Wharton

今日、僕は素敵な人間とmeetingを個別に設けることができた。
相手はWharton MBA director のThomas氏。

僕は、彼が好きだ。

Whartonに出願しようと思ったのにはいくつもの理由があったが、そのひとつはThomasにある。

忘れはしない。
僕は一年前、東京で開かれたWhartonの説明会で初めて彼に出会った。数百人が出席した説明会。あの時、彼はスライドの電源を落とし、そして原稿なしでプレゼンをはじめた。そして、僕はその中の一言に心をうたれた。

「Wharton is not the two year investment. Wharton is the lifelong investment」

僕は、この言葉をはっきりと覚えている。
あれから一年。いろんなことがあったけど、僕は今、Whartonにいる。

さまざまな想いがこみ上げてくる中、僕は彼がくれたコーヒーを楽しんだ。

とりとめもない話で、恐縮。
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by ny_since1999 | 2007-08-31 11:11
2007年 08月 29日

my learning team

8月28日、29日の二日をかけて、僕はcohort F(クラス)の皆とupper NYで行われる合宿へと向かった。これは、世界から集まった学生が、これから2年という時を過ごしていく前に、互いをよく知り合うために設けられたWharton恒例の行事。皆と知り合って、はや一ヶ月。“同じクラス”とは言うものの、それぞれ選択する科目が別々であったりと、なかなか皆とそろう機会は稀であったため、僕としても非常に楽しみにしていた企画であった。

今回のtripで一番大きな出来事は、僕の“learning team”の発表があったこと。“learning team”とは、今後課せられるあらゆるプロジェクトを共にこなし、共に走るチームのこと。今後9ヶ月間、苦楽を共にしながらも、一つの目標に向かって力を合わせて走る仲間たちだ。発表された僕のteamは僕も含め5人。

R:アメリカ人(♂):PE業界出身。長身のナイスガイ。おそらく彼は相当に頭が切れるに違いない。

J:アメリカ人(♀):建築業界出身。物静かな感じだが、鋭い意見を持っている。笑顔がcute。

C:レバノン人(♀):エンジニア。物静かな感じだが、”J”同様、鋭い意見を持っている。

A:メキシコ人(♂):エンジニア。ラテン出身だが、ラテン系という雰囲気はあまり感じさせずに、知的な雰囲気を誰よりも感じさせる。おそらく彼が僕らのチームの頭脳になるのではないだろうか。

というわけで、僕を含めた5人でこの二日間で課せられた多くの活動をこなしていくこととなった。最初は、皆(僕は違うが)恥ずかしがって、互いに“間”をおいていたが、時の経過が互いの間に存在する隙間を徐々に埋めていたったのは明らかだった。一緒に、歌を作ったり、走ったり、船をこいだりと馬鹿なことばかりさせられたが、結果的にチームの距離は縮まったと僕は感じている。

5人だけで語る時間を設けられた。僕は、素直に自分の思いを皆に伝えた。それを伝えるために僕は合宿にきたといっても過言ではない。

「僕は日本から来た。このチームでは一人だけのアジア人だ。僕たちの間には多くの”違い”が存在するのかもしれない。でもそんなものは関係ない。僕たちはteamなんだ。今後僕達は、多くの経験を共にしていくことになる。だからこそ僕は皆と本当の友情を築き上げたい。僕達は様々な思いで、このWhartonという地に来て、そして僕達はチームになった。これから共に過ごす時間は9ヶ月でしかない。だけど、これから築く絆は一生の宝にしたい。だから、互いに心を開き、互いの文化を尊敬し、最高のチームを創ろう。僕には遠慮はいらない。今日から僕はあなたたちteamなのだから。」


僕がいきなり、“本気”でぶつかったら、若干皆ひいていたような気もしたが、最終的には僕の思いは十分に伝わったといえる。

共に過ごした二日間。

僕は多くの“難しさ”を知り、そして多くの“可能性”を見出した。

僕は走るしかない。
そう、心に誓った。
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by ny_since1999 | 2007-08-29 23:23
2007年 08月 28日

Negotiator 交渉人

先週は、Accountingのplacement examが実施された。これに合格すれば9月から始まるsemesterで“一つ上”のクラスを履修する権利を得ることになる。自分としては、独学ではあるが、かつてAccountingを勉強したこともあり、基本を学ぶことは大切ながら、また一から勉強するのは時間の無駄であると判断し、当試験を受験することにしていた。23日に実施された試験は予想に反し非常に難しかったが、何とか合格。これで、これまで受験した3つの試験は全て合格したことになる。底辺にくらいつきながらの合格であれ、合格は合格。合格の後のビールは一味も二味も切れ味が違う。

そんなこんなの試験続きの日々ではあるが、先週僕をもっともinspireしたのは決してAccountingの試験の吉報ではなかった。それは何か?それはGliead Sher氏による特別レクチャーであった。彼は、かつてイスラエルとパレスチナ間の紛争に歯止めをかけるべく、重要な役割を担った人物。イスラエル側のチーフネゴシエーター(交渉人)として、1999-2000に開催された、キャンプデービットサミットでは、両地域の緩衝役を演じた。a0100263_0305997.jpg

彼曰く、「僕の役目は個人的な交渉ではない。僕の周りにはチームがいる。国民がいる。相手一人を納得させるだけの交渉とは違う。自分の周りにいる、多くの人間を満足させる展開を歩まなければならない。そしてそれは相手側に対しても同じ。相手も一人ではない。相手にもチームがあり、その後ろには多くの人たちがいる。そして、その交渉は人だけの問題でもない。歴史、宗教、政治etc、多くの要素が含まれている。」

目の前で語る彼の言葉は、僕に多くのことを教えてくれた。彼は、“命”をかけて戦った。いつ、過激派に命を狙われるかわからない。それでも彼は己を信じ、そして己の道を歩んだ。

世界には、多くの紛争や戦争が起こっている。この瞬間でさえ、多く人たちが恐怖に怯えて、実際に多くの人が悲しい死を遂げている。僕たち日本人は、その現実を果たしてどれほど認識しているのだろうか。TVや新聞からつわたる情報をどれほど理解しているのだろうか。少なくとも、僕は”表面的”だったといえる。それゆえにGliead Sher氏の話は本当に心に響いた。

「日本から遥か数千キロ離れた世界では、それが現実なんだ」

僕は、まだ若造。きっと、僕は世界の動めく多くのことの本質をほとんど理解していないに違いない。TVを見るだけじゃだめ、本を読んで賢くなった気分でいるだけではだめ。やはり実際にactionを起こした人と会い、その人を感じる、それこそが僕には必要だ。それを再認識できた一日だった。
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by ny_since1999 | 2007-08-28 00:31
2007年 08月 22日

Diversity(多様性)

Whartonでは、“learning team”という制度がある。今後加速的にスピードを増してゆく学校からの課題をこなしてゆくために設けられたteam制度のこと。5人ほどのメンバーで構成され、それぞれのバックグラウンド、文化、国籍等々を学校側が独自に考慮しそれぞれのteamを決定する。様々な視点をもった仲間たちが、一つになり課題をこなし、議論を重ねて行く。そう、そこにはあらゆる意味でのdiversity“多様性”が自然と生まれるというわけだ。

本日、”learning team”や様々な意味でのdiversityを目前にした僕たち学生のために、学校側が“diversity workshop”という名のプログラムを用意してくれた。そこでは、今後僕たちが将来的に直面するであろう様々な問題点、とりわけ“gender(性別)”の問題や、“race(人種)”に関する問題が取り上げられ、皆で闊達な意見をぶつけあった。面白いことに、目の前では、実際に発生するであろう現場をプロの女優と俳優が演じ、その演技の中での問題点を皆で指摘してゆく。将来、僕たちの目の前で生じる多様な問題を想定することにより、diversityへのしっかりとした備え(心構え)を促すのがプログラムの目的というわけだ。

僕はアジア人。そして日本人。日本で生活している間に、性別の問題や、人種の問題、少数民族の問題を僕が実勢に体験したかというと、答えは否。だが、ここは人種の坩堝アメリカ。それらの問題は、この国では実際に起こっている。言わずもがな、アジア人とは異なり、欧米人はそれらのissue(問題)に関しては、皆相当に熱くなって議論を展開する。“性別の違い、文化の違いから生じる問題を自分がリーダーだったら、どう克服して行くか?”瞬時に、多くの人間が一斉に手を上げる。「なるほど、皆はそういう意見を持っているんだな」。僕は、そういう彼・彼女らの姿を見て、逆に欧米の文化を学べてような気がする。

さぁ、僕の属する“learning team”が発表されるまで、あと数日。そこには如何なる“diversity”が僕を待ち受けているのだろう。だが、これだけははっきりしている。それが如何なる出会い、多様性であったとしても僕の根底にある考え方はかわらない。

相手を尊敬すること。
相手に何か与えられるよう
日々挑戦を続けること。
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by ny_since1999 | 2007-08-22 22:20
2007年 08月 20日

入学

Yes!
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Name: NY_since1999
PennID: 8XXXXXXX

The results of the August 14 math exam have been received. Your score was XX. The passing score was 60.

Congratulations! You have passed the exam and you have fulfilled the requirement.

The MBA Program Office
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数学は、無事合格。

不合格で、これから日本に帰れなんていわれたら、それこそシャレにならない。
追試はあるものの、ここで落ちたら「あいつはできない人間」という肩書きが2年間付きまとうに違いない。
何はともあれ、合格できてよかった。

これで僕は、すべての基準を満たし、
正式にThe Wharton schoolへの入学を許可された。

よかった。

勝負はこれからだ。
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by ny_since1999 | 2007-08-20 17:18
2007年 08月 19日

一生勉強、一生青春

時とは、これほどまでに速くすぎるのだな。

それを再認識した一週間だった。火曜日は、一年生全員が受ける数学の試験。それが終わったと思ったら、その次の瞬間(水曜日)に、Corporate Financeのプレイスメント試験。朝起きたら勉強、昼も夜も勉強。8月に入ってからは、今まで以上に勉強する日が続いていた。

Corporate Financeの試験の結果は、二日ほど前に既に発表され、無事合格。ひとまず安心といったところ。あとは、数学の試験の結果を待つばかり。だが、そう甘くはない。23日はAccountingの試験。その次はMacroeconomicsの試験と、試験の連鎖は止まることを知らない。しばらく僕には休みがなさそうだ。おそらくこの調子で2年間は、ひたすらに走るのだろう。望むところよ。

最近つくづくと思う。時には朝日を見ながら勉強することもあるが、この年になって”2年”という掛け替えのない時間を勉強のために専念できるということは、本当に贅沢なこと。もちろん、決してただ勉強だけすればよいというわけではない。2年後の目標のために今がある。だからこそ、勉強していてただ良い成績をとっていれば万事okというわけではない。この2年で如何に自分のメンタルを成長させられるか、この2年でいかにglobal なnetworkを構築できるか。この2年を如何に自分の今後の人生のための”起爆剤”に育て上げられるか。などなど、僕にはやることが沢山ある。そう、それは勉強だけではない。

“それにしても”である。やはり、僕にとって、もう一度学生に戻れることの意義は大きい。大学時代、“学ぶこと”に対する情熱をほとんど失っていた自分。僕はその時間をどうしても取り戻したかった。だから、今僕はこの学生という身分に誇りをもち、「徹底的に勉強してやるんだ!!」そういう気持ちで日々生きている。

この掛け替えのない、“機会”を僕に与えてくださった多くの方々に感謝しつつ、Accountingの勉強を再開しようと思う。

人生、
一生勉強
一生青春
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by ny_since1999 | 2007-08-19 21:25
2007年 08月 16日

Let passion talk

僕の見るところ、この大学には天才が何人かいる。その中でも、一人”この人は!”と思える人間が僕のクラスには存在する。名前はS。シンガポール出身だが、系統はインド系。彼は、Stanfordの修士過程を終了した後、マッキンゼーにて勤務。その後この地、Whartonに来たそうな。

僕は今週、彼と同じ教室でmathとfinanceの試験を受験した。双方とも2時間枠の試験。僕にとっては2時間でもぎりぎりの状態。それにもかかわらず、彼はどちらも45分ぐらいで仕上げて、いつも一番に教室を出てゆく。

どう考えても、回答を埋めるだけで45分はかかる試験だ。物理的にそれくらいの時間は必要なはず。どうやって彼はそこに”思考”も入れているのだろうか。

これまで、僕は人生の中で多くの優秀な方々に出会ってきた。
だが、Sは僕の出会ってきた”優秀”な人間とは違う。
彼は天才だ。

おそらく、そういった天才が世の中にはゴロゴロいる。そして僕の在籍するこの学校にもゴロゴロいるのだろう。そういった人間とまともに”頭脳”で戦っていくのはまず無理だ。これは、明らかに”努力”の範囲を超えている。努力しても決して追いつくことはできない。では自分は何でそういった人たちと戦っていけるのか?如何にそういった人々に価値を与えることができるのか?

友に言われた。
「あなたのpassionが最大の武器だと」

「・・・・」

嬉しいような、悲しいようなコメントである。

でもこれだけは言いたい。
人間の情熱には上も下も、右も左もない。皆、情熱は必ず持っている。ただ、その情熱を相手に本気でぶつけること、それはもしかして簡単にはできないことなのかもしれない。知識が増え、社会的知名度が上がり、世間体を気にするようになればそれはなおさらのこと。


僕は、今ひとつやりたいことがある。
そういった天才たちに、自分の考えを本気でぶつけてみたい。
そして、まずは僕という人間を理解してもらう。
まずはそこから。

Let my passion talk.
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by ny_since1999 | 2007-08-16 22:58
2007年 08月 16日

余談

「MBAの価値とは」でも書いたように、社会のMBAに対する見方、考え方は日々変化している。

そんな中、こんな面白いものに出会った。

さぁ、紹介しよう。

題して
Do you have an MBA?

これはアメリカの企業、FedExのCM。
アメリカでも少しずつ、MBAへの眼差しが変わってきているということ。

非常に味深い。
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by ny_since1999 | 2007-08-16 11:17
2007年 08月 15日

恐怖のイグザム

8月14日は、恐怖のmath試験。
これに、合格できないと荷物をまとめて国に返される(?)らしい。
少なくとも、このテストでの合格は800人の新入生にとっては避けては通れない道。

先ほど、計2時間に及ぶ試験が終了。

「微妙・・・・・」


かっこつけて高得点はいらない。
せめてボーダーラインだけは超えさせてください。
神様お願いです!


読者の皆様
僕がこのblogもアメリカから今後も継続できるよう、僕の勝利を祈っていてください。
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by ny_since1999 | 2007-08-15 02:49
2007年 08月 10日

友達の創り方

学校が本格的に始まっておよそ半月。
怒涛のように押し寄せる授業+宿題+予習。
艱難に耐えながらも、「”明日”何が起こるのか」とワクワクする自分。
混沌とした生活の中で、僕は少しずつ、一歩ずつ、目標に向かい歩いている。

僕のクラスにはおよそ60人の猛者がいる。
アジア系の人もいるが、そのほとんどはアメリカで生まれたアメリカ人。
純粋なアジア人は僕を含め数人しかいない。
そんなこともあり、ここまでは少しばかりアメリカ人勢の強い風に押されていた”感”があった。

昨日、初めてのクラスpartyが企画された。
クラスの人間がほとんど参加。
お酒を交わしながらクラスの皆と話すのは実はこれが初めて。

正直、クラスが発表されてからそのpartyにいたるまで、皆互いによそよそしい態度であったことは事実。だけどようやく、昨日のpartyでそれが解消されたように思える。

話してみると皆いい奴。
自己主張の強い人間だけかと思ったら、意外にちゃんと僕の話も真剣に聞いてくれる。
まじめな英邁な集団、そんなように思っていた集団も話してみたらものすごく面白い。

僕の好きなバーボンを片手に皆と話す。
会場の雰囲気は、最高潮。

”僕はこの仲間たちと2年間過ごすんだな”

”cheers”

そんなことを胸に、僕は会場を歩いた。

僕は、どちらかというと静かなところでお酒を楽しむほうが好きで、人々が群れる場所はあまり好きではない。だけどこの日ばかりは、その”群れ”を心底楽しんだ。

今度は、ゆっくり時間をかけて語りたいものだ。
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by ny_since1999 | 2007-08-10 23:25