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2007年 11月 30日

Culture

27日はC社の会社説明会に出席。僕の属している業界において世界の先頭を走るleading company。そんなこともあり、直接C社の方と会えるということで、当説明会は随分前から楽しみにしていた。

今回はわざわざWhartonまで来てくれた。そう、優秀な学生を獲得すべくPhiladelphiaまでやってきたというわけ。といっても、Cからjob offerをもらうことは、極めて難しい。昨年もWharotnからは、たったの一人しかofferをもらっていない。想像を絶する狭き門となっている。

面白いのは、C社のHP。
そには次のことが書いてある。

This position is specifically posted for 1st Year MBA students at the following schools: Chicago GSB, Columbia Business School, Harvard Business School, London Business School, Stanford GSB, Wharton School.

こんなことをかいてある会社はなかなかないのでは。要は、TOP校以外の人間には全く興味ないというわけ。

さて、実際に社員に会ってみての感想だが、皆予想以上に腰が低い。プレゼンの最中には何度も何度も、“カルチャー”という言葉が出てきた。それほどにC社は会社のカルチャーを大切にしている。実際に、これだけ大きな企業になって今でも、人一人雇うにも膨大な時間と労力を費やす。そう、カルチャーを守るために本気なんだ。

確かに、話をしていても、そのカルチャーのようなものをヒシヒシと感じた。“皆、選ばれている”。そう素直に、僕は思った。

昨今、Whartonの授業で,企業を分析するときにはよく“カルチャー”に関する議論がもちあがる。企業の強さとカルチャーのつながりは非常に深い。TOYOTAのカルチャーに関する議論はほぼ毎日といってよいほど授業には登場する。

その意味で、僕はC社の“強さ”を見せつけられてような気がする。

あそこまでしっかりと、且つ丁寧にカルチャーを共有することは、決して簡単なことではない。

また、一つ世界から学ばせてもらった。

それが一番の感想。
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by ny_since1999 | 2007-11-30 05:57
2007年 11月 25日

学歴と資本主義とハート

つい先日、ethics(倫理)の授業で企業の社会的責任を扱った。直接的な“利益”よりも、環境であったり、地域社会であったり、雇用であったり、一つ一つの利害関係者に対し、企業としての責任があるという考え方。

昨今SRI、CSRをうたい、世の中に対し“社会への貢献”をアピールする企業が跋扈している。“SRI”が少なからず、“ブーム化”している感は拭えないが、企業が世の中を考えること自体は、僕は大賛成。

一方、社会的責任の対抗馬としてあげられたのは、資本主義の父“ミルトンフリードマン”の考え方。氏曰く、「企業の最大且つ唯一の使命は、利益の最大化である」。「企業は、利益を最大化すべく、ひたすらに走るべし。」
事実、その企業の努力により新たな技術が開発され、僕たちの生活水準は大きく改善してきた。これは、歴史が示す紛れもない事実。

どちらが、正しいのか?
もちろん、答えは存在しない。

教授は、僕たちに問うた。
「君たちは、ミルトンフリードマンかそれとも否か?」

僕はこの授業の中、とあることを考えた。
「Whartonの学生の多くがミルトンフリードマンではないだろうか・・・」
そう、つまり己の利益の最大化が目的だ。

Whartonの学生は極めて優秀である。それぞれが、輝かしい経歴を持ち、皆自信に満ち溢れている。その多くの学生たちは、今“就職活動”に追われている。授業のあとは、皆で履歴書の最終チェック、面接の練習など、スケジュールは休まることを知らない。

多くの学生は、決まって同じ事を言う。
年収、キャリア、会社の知名度とブランド。
自分の履歴書に何が書けるのか・・・etc
皆、己の価値の最大化のために必死なのだ。

これだけ書いてしまうと、ネガティブに聞こえるかもしれないが、そういうわけでもない。最高の組織に入り、選ばれし人間たちと世界最高水準のレベルで共に走る。年収は、とりあえずスタートで2000万か3000万。パフォーマンスを出せば1 million (一億円)だって夢じゃない。45歳には引退し、数億円の財産と共に、残りの人生を悠々と過ごす。

そんな人生はいかがですか?

悪くない。


米国は、学歴社会。MBAがないとビジネス界では“相手にされない”。
MBAは、上流階級に行くための手段。誰でも知ってる社会のルール。

そう、世界から集まったambitiousな学生たちは、WhartonのMBAを持ち、皆、世界へ飛び立つ。もちろん、そういった中には僕が尊敬できる人間が多く存在するということはふれておきたい。。


でも、僕はきっと上記のような生き方はしないだろうな。
自分の履歴書に何が書けるかなんて興味ないし、別にお金だって、生活していければそれでいい。高級車だって興味ないし、高級マンションにも興味ない。社会的なステータスはどうでもいい。

ただ、一つだけこだわりたいのは、自分が生きたことで、世の中に何か価値を創造できたかどうか。僕は、そのために生きている。もちろん、言うは易し。行うは難し。

これまで、ブログに幾度となく書いたが、僕のMBAは、良い仕事に就くことが目的じゃない。いろんな思いで世界から集まった仲間と人生を共有する。そしてそこから生まれたネットワークが次への一歩を生み出す。そんな機会を求めてやってきた。

先日、友人たちとMBAの意義を語っていた時のこと。
その中の一人が言った。

「MBAはハート」
「世界から様々な思いで集まった仲間たちとそのハートを共有する」
「それがMBA」

そういうことを、口にして言う人間は、本当に稀。
Whartonでは更に、稀。

僕は、そんな彼の一言に素直にうれしくなった。

残す1年と半年のMBA生活。

「MBAはハート」
やっぱ、それだよ。それ。
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by ny_since1999 | 2007-11-25 10:04
2007年 11月 22日

thanks giving

11月22日はナショナルホリデー、thanks giving.
全米の機能が停止し、皆でターキーを食べる。

当日は、我が家でhome party。
wharton 09の仲間と机を囲み、ワインで語る。

こういう時間も大切ね。

左から、同じコホート(クラス)のI氏。
次に、K氏。1Qはファイナンスとアカウンティングのダブルアクセラレイトを共にした戦友。
そのお隣は、K氏の奥様。
一番右が僕。(ブログ初登場)
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後ろの大男は、日本アメリカンフットボール界の英雄、A氏。
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by ny_since1999 | 2007-11-22 23:39
2007年 11月 15日

Japan

第二クォーターが始まり数週間が経過した。課される課題の量は、相変わらず容赦を知らない。一日ではとても読むことのできない量のアサイメントを課されることも日常に。

明日、あさって、一体何が起こるのか今の僕には全く予想できないというのが正直なところ。

そんなカリキュラムの中で、僕は”日本”というものに触れることが非常に多いことに気がついた。

例えば、今日はマッキンゼーとトヨタの戦略の違いと類似を”competitive strategy"のクラスで扱った。
クラス全員がトヨタを必死に議論している光景に、日本人として僕はなんだかうれしくなった。
このことは、決してトヨタだけではない。そう、クラスの中では非常に多くの場面で”日本”が出てくる。
企業であったり、文化であったり、経済であったり、"Japanese Yen"であったり。

そういった場面の一つ一つが僕に”日本”の偉大さを教えてくれる。

戦後、全てを失った日本。
ゼロからの出発。
そこから世界に挑戦した数多くの企業、企業戦士たち。
言わずもがな、その一つ一つの結果が今の”日本”を作り上げている。

それを考えたら、課題の量が多くて”どうのこうの”言っている自分はまだ小さいものよ。

「日本」

僕達は、この国の凄さをどれほど知っているのだろか。

僕は、そのためにアメリカに来た。
外から日本を見るために。
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by ny_since1999 | 2007-11-15 16:26
2007年 11月 13日

Shimauta

最近、日本のことをよく思い出す。

僕は島唄という歌が好きだ。
この歌を聴くと、胸が揺れ動く。
何度聞いても、何百回聞いても。

宮沢 和史氏に感謝する。

でも、僕はこの歌に込められた本当の意味をずっと知らなかった。

この曲は、60年前の沖縄の悲劇、そして明日を生きるための希望を歌ったものだった。

それを、この地に来て初めて知った。
くしくも僕は今アメリカにいる。

Shimauta

look forward.
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by ny_since1999 | 2007-11-13 21:20
2007年 11月 11日

MBA life

MBAに託す思いは人それぞれ、千差万別。
だが概して、”キャリアチェンジ”というのが大きな理由のひとつではなかろうか。

昨今、多くの企業がWhartonに訪れ、説明会を開いている。
もちろん、日本からも多くの企業関係者がこの地へ来て、学生たちと接点を設けている。
そう、企業側としても、優秀な人材を確保すべく必死なのだ。

以前、ミクロ経済学の課題の中でとある問題に取り組んだ。
省略すると、MBA取得者とそうでない人とのパフォーマンスの差を理論立てて論じるような問題である。問題の構成上、若干無理のあるassumption(前提)がいくつかあったが、結論としては、
「MBA取得者は、MBAを取ったから優秀なわけではなく、優秀だからMBAを取得している。すなわち、MBA取得者を獲得すれば、その人のパフォーマンスは期待できる」というもの。

このことが正しいとすると、昨今Whartonの来る多くの企業の活動は極めて合理的な行動であるといえる。優秀な人材を獲得し、良いパフォーマンスをだしてもらう。結果的に、それは会社の成長へと繋がる。会社の知名度が上がれば、それだけまた優秀な人材を獲得しやすくなるというわけだ。

学生側としても、必死だ。何せ過去のキャリアに一度終止符を打ち、この地へ来ている。”2年間働かない”という機会損失に加え、莫大な学費の借金が学生たちの肩にのしかかる。その額は優に数千万円にも上る。だからこそ、良い就職先を見つけないと、正に破綻なのだ。

学生達の就職活動は更にこれから加速してゆくこととなる。それぞれが描く夢に向かって是非突っ走っていただきたい。そして、この2年を“就職活動”と“勉強”だけで終わらせてしまったということのないよう勤めていただきたい。無論これは僕にも言えること。

大切なのは、その先にどんな夢があるのか。
それを忘れたらこの2年に意味はない。

フィラデルフィアは秋から冬へ
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by ny_since1999 | 2007-11-11 09:25
2007年 11月 08日

team mate

ここ数日、多くの方から”励ましの言葉”をいただいている。
先回のこのブログを読んで、僕が相当に落ち込んでいると思ったとのこと。
たしかに、今読み返すとそんな印象を受けるかもしれませんね。
読者の皆様、僕は大丈夫です。

マイナスからプラスへ。
何事も、いつ何時も、positive思考。
それは僕の長所の一つだと思っています!

また、皆さんからの言葉を聞いて、本当に多くの方が僕のブログを読んでくださっているのだなとなんだかうれしくもなりました。

2日ほど前、僕のlearning temと共に”とある”Meetingを開いた。それは、これまで歩んだ3ヶ月の中で、チームとして何が良かったのか、そして何処を改善すべきかを話し合うためのもの。予想以上に収穫はあった。皆僕のことをどう思っているのか、どこを改善すべきかなど、これから数ヶ月過ごすにあたって、多くのヒントを見出すことができた。

チームとして共に走った3ヶ月。僕としては“それなり”の絆を築けたように思える。多くの課題をこなし、時には朝方まで共に格闘したときもあった。課題をこなした数だけ、互いを理解していった。僕にとってこのチームは、良くも悪くもWhartonの経験での一つの大きな要素になると思っている。

僕は皆に伝えた。
“僕は、2年後には日本に帰る。皆もそれぞれの地へと向かうだろう。皆は世界へ散る。きっと、こうやって皆で一つの机を囲み、朝まで議論することは、未来には二度とないだろう。僕達は、様々な運が重なり合ってこの地でめぐり合った。僕はこの出会いを生涯大切にしたい。だから、日々の課題をこなしていくことも大切だけど、それ以上に互いを一人間として学び、本当の友情を築こう。僕はそのためにここへ来た。”

チームの皆が真剣なまなざしで僕を見てくれた。
きっと、想いはつながったに違いない。

今度、久々にチームで飲みにでも行くかな。
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by ny_since1999 | 2007-11-08 07:39
2007年 11月 04日

マイナスをプラスへ

最近僕はマイナスの風にさらされている。
財布を落としたこともそのひとつだが、それ以外のにも僕の周りにはどうやらマイナスの風が吹いている。なぜか、うまくいかないことが最近は非常に多い。気づくと、そこには弱音を吐きそうな自分がいる。思考がいつの間にかネガティブな方向へ向かっている。

”僕は何をしているのだろう”


一度、マインドセットをしよう。

僕は、何をしにここにきたのか。
そのためには、僕は何をすべきか。

もう一度よく考えよう。
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by ny_since1999 | 2007-11-04 00:34