Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2009年 03月 30日

Takeaway from WBC

WBCが終了しておよそ一週間が経過した。あの感動と興奮はまだ僕の体にはっきりと残っている。ここ数日、多くの日本のメディアは、“WBCのその後”を国民に伝えるのに奔走している。WBC決勝では平均視聴率が43%に達したそうだ。そして優勝の瞬間ではなんと視聴率は56%にも上った。単純計算では、国民の半分がWBCに夢中になっていたことになる。いわんや、僕自身もそうだった。アメリカの東海岸では、WBCの試合は深夜時刻。優勝が決まったのはおよそ午前2時。あくる朝テストがあるにも関わらず、僕はそれを忘れて日本の奮闘を応援した。どうやら僕も日本人のようだ。

優勝の瞬間。アナウンサーが、興奮の渦の中で、こんなことを叫んだことが印象的だった。

「世界に対し誇りと名誉を失いかけた日本にサムライジャパンが自信と勇気を蘇らせてくれましたッ」。

きっとあと二週間もすれば、このWBCの話がメディアを賑わすことはなくなるだろう。これは熱しやすく冷めやすい日本人の悪い所でもある。だが、あの勝利の瞬間、侍ジャパンが達成したV2という偉業が日本国民に自信と勇気、そして希望を与えたことは真実だと思う。そして、今僕たち日本人に必要なのはその希望と勇気なのだと思う。

僕の好きな本に司馬遼太郎氏の“坂の上の雲”という本がある。これは明治維新後に日本が国家として成長していった姿を克明に描いた壮大な歴史小説。日清戦争と日露戦争を通し、鎖国から明けたばかりの小国日本が清とロシアという大国を撃破し、世界の地政学地図を変えるロマンあふれる真実の物語。破竹の勢いで成長する日本のその姿は、正に坂の上の彼方にある雲を目指して一直線に走る姿そのものだった。二つの戦争の勝利で、世界に通用する軍事力を世界に見せつけた。国家の発展と成長は国民を鼓舞した。そして、その国民のエネルギーこそがまた次なる成長のエンジンとなった。相乗が相乗を重ねた。

太平洋戦争。日本は負けた。国民は全ての希望を失った。だが、日本は再び立ち上がる。そう、戦後の復興による経済成長だ。西ドイツの奇跡といわれた経済の発展をも凌駕し、42年にものぼる奇跡の成長を重ねた。こんにち、かつて日本が経験したほどの成長を人類は他では経験していない。いわんや国民は沸いた。Japan as No.1。怖いものなど存在しなかった。誰もが、明日の繁栄を信じていた。

1989年。日本経済は歴史的ジャンクションへ。そうバブルは頂点に達し、崩壊へと舵をきった。僕は11歳。正直、僕はバブルの繁栄の記憶がない。それもそのはず。小学生の少年がその経済の発展をどれだけ肌で感じることができようか。そう、僕は日本にかつて存在したバブル社会など何一つ経験していない。僕たちの世代は、早い話、強い日本のことなど全く知らない世代なのだ。かつての日本の活況は、僕たちにとって歴史に過ぎない。つまり、次世代の社会を先導する日本の若者たちは、“活況”というものをそもそも知らない。知っているのは、不況、あるいは失われた○▽という枕言葉。

さて、本題に入ろう。人間にとって希望や夢を持つことは何よりも大切なこと。夢や希望なくして如何にして成長あるいは上昇を実現できようか。そしてそれらを持たせる社会が存在することは更に大切だ。かつて、日本の成功は発展と国民の希望が相乗的な原動力となり奇跡の成長を実現した。こんにち、アメリカ的新資本主義が崩壊し、世界経済に大きな傷を残したことは周知の事実。無論、アメリカ自体が被った傷は決して浅くはない。だが、政策自体には賛否両論はあるものの、オバマという新しいリーダーが生まれ、彼の情熱が多くの国民に夢と希望を与えたのは事実だと思う。そして、その夢と希望がアメリカにある限り、きっとアメリカはいかなる逆境も乗り越え、大国であり続けるだろう。一方の日本。こんにちの政治には、希望を持てるどころか信頼を持つことすら難しい。たった2年の間に、二人もの内閣総理大臣が途中で職を逃げ出した。閣僚は酔っぱらい世界に日本の政治のレベルを露呈した。野党代表はスキャンダルに巻き込まれ、信頼をなくした。言わずもがな、こんにちの政治同様、こんにちの日本の経済に明日を見ることは中々難しい。そして上述の如く、そういった社会に生きる日本の多くの若者たちは、“輝く”ということを知ることなく大人になっている。くしくも、バブルが崩壊した時に生まれた子供たちは今年で二十歳となり大人をむかえることになる。はっきり言おう。希望も夢もない国が繁栄することがあるはずもない。

言いたいのはこういうこと。今、日本人に必要なのは正にその希望なのだ。経済に対してでも、政治に対してでも、あるいは身近な何かに対してでも何でもいいのだ。日本には決定的に希望がかけている。だがここで忘れてはならないのは、これは卵と鶏の議論ではないということ。希望ある国家が希望ある人間を創造するのは事実だが、今日本が立ち直るためには、まず希望ある個人が現れなければならない。ちょっと大げさだけど、希望ある個人の集合こそが希望ある国家をつくると思う。1人、2人、そして10人、100人と希望と勇気を持ち果敢に何か挑戦できる人間が集まったときはじめて、かつて日本が経験したあの“坂の上の雲”を今一度再現できるのかもしれない。

WBCでの勝利は希望と勇気を国民に与えてくれた。アナウンサーが言っていたことは、僕は真実だと思う。次は僕たち自身が人々に希望と勇気を与えられるだけの挑戦をしなければならない。きっと、それがWBCから国民が受け取った一番のTake awayなのだと思う。次のWBCは2013年。その時までに、是非とも日本には”希望ある国”へと大きな変貌を遂げていてほしいものだ。その切欠をつかむことでもかまわない。いつの日か、僕たちの国が“坂の上の雲”のその“坂”に立てているかどうかは、きっとこれを読む読者の皆さんの一歩にかかっている。

追伸
松井秀樹氏には是非次回のWBCには参加してほしいな・・・ 
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by ny_since1999 | 2009-03-30 17:02
2009年 03月 26日

Meaningful days

東京から客人あり。
二日間、時間を忘れて語る。
わざわざ、僕に会うためにこの地まで足を運んでくれた。

人生、生き方、夢、絆、プライド、Passion.
未来、社会、時代、使命、上へ、遠くへ、Innovation。

いろいろ話した。彼が支出した10万円の航空券に相当するだけのバリューを僕は彼に与えられたのかは僕が知る由もないが、少なくとも時間を忘れ真剣な話ができた。そして僕にはそれが大きなバリューだったことは事実。

Sよ。
3か月後東京で会おう。
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by ny_since1999 | 2009-03-26 23:47
2009年 03月 24日

WBC

感動したッ!!
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by ny_since1999 | 2009-03-24 23:11
2009年 03月 23日

Learn More  Do More Be More

2年前の今日、僕はWhartonに合格した。ブログを書き始めたのもその日から。あの日、僕が歩むであろう2年間は想像もできなかった。そして今日、その2年を経験した自分がここに存在する。今この瞬間、改めて僕が費やした2年という時間の重みとその価値をかみしめている。僕の選択に誤りはなかった。今、自信をもってそう言える。

卒業まで残すはあと2か月。残された期間で僕がすべきこと、それはきっとWharton の校訓に書かれていることの通りだと思う。

Learn More
Do More
Be More

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by ny_since1999 | 2009-03-23 23:05
2009年 03月 22日

no time

火曜日のNegotiationの試験勉強に追われています。

以上
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by ny_since1999 | 2009-03-22 02:49
2009年 03月 20日

Crossroad

In Lewis Carroll's Alice's Adventures in Wonderland, Alice finds herself at a crossraods,

Alice asked the cat, "Would you tell me please, which way I ought to go from here?"

The cat replied, " That depends a good deal on where you want to get to."

Alice, " I don't much care where"

Cat, " Then it doesn't matter which way you go".


Takeaway: You'll Never Hit the Target if You Don't Aim
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by ny_since1999 | 2009-03-20 06:01
2009年 03月 18日

The 60 days party

Wharotn Class of 2009が一同に集まり、卒業までの60日を祝う。
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学長も参加して、スピーチ。
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あと60日卒業だ。
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by ny_since1999 | 2009-03-18 23:44
2009年 03月 17日

Two months from today

いよいよ最後の学期が始まった。
The beginning of the end has begun..... 

今期受講する科目は、
Intermediate Chinese
Negotiation
Fixed Income
は第三クォーターに引き続き受講。

そして、今クォーターは新たにCorporate Governance を受講することにした。こんにち世界の企業が不況という宿痾に苦しむ中、その病の発端となったアメリカではCorporate Governanceをどう考えているかに極めて興味があるからだ。授業の内容は、僕なりの視点を入れて今後もブログに記録してゆきたい。

スケジュールが合えば、もう一つくらい新しいクラスの受講を考えている。


さて、今日は3月17日。今日からちょうど2か月後が卒業式だ。
いよいよ迫ってきた。

明日は、class of 2009の学生がthe 60 Days Party と称し、大きなpartyを開くことになっている。

いざ。
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by ny_since1999 | 2009-03-17 23:45
2009年 03月 13日

Stars on Ice

a0100263_4332411.jpgフィラデルフィアに”Stars on Ice” のツアーがやってきた。アイスフィギュアスケートの歴代のオリンピックチャンピョン、ナショナルチャンピョンが一同にそろい華麗なパフォーマンスを見せてくれる。友人が偶然チケットを僕に譲ってくれたこともあり、今日そのパフォーマンスを見物することになった。

市内にある僕の家から車でおよそ15分。そこには多くのスタジアムが構える地区に待ち構えていた。野球、バスケット、etc。そこはまさにエンターテイメントが集合した地。思えばアメリカに来てはや2年。毎日学校と家の往復ばかりで、実際僕はフィラデルフィアの街のことをあまりよく知らない。無論、エンターテイメントなんぞは見たこともない。そんな中、弩デカイスタジアムが集まるエンターテイメントの地を見て、なんだかその光景が新鮮でもあった。今になって、アメリカの醍醐味を見たような気がした。もう日本に帰るというのに。

さて、”Stars on Ice” の内容は、言うまでもなく非常に僕を楽しませてくれた。観客は、皆ポップコーン、ホットドッグ、ダイエットペプシーを飲みながら、”雄叫び”をあげ、パフォーマンスに反応する。そんな観客の姿を目にし、自分が今アメリカという地にいることに改めて気づかされた。

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アメリカよ、あめりかよ。

アメリカで勃発したサブプライムから始まるstormが世界を吹き荒れてから久しい。アメリカ国内では失業率は上昇し、多くの低所得者層は生きるすべを失った。だが、果たして、地球を吹き荒れるこの不況という名のstormがアメリカの中流以上の人たちにどれほどの負の影響を及ぼしているのだろう。スタジアム一帯の駐車場を埋め尽くす車。金曜日の夜を家族でエンターテイメントを楽しむ多くの国民たち。決して僕の目にした人たちが母集団にはならないことを知りつつも、僕ははっきりと自分の中で呟いていた。不況が吹き荒れようが、株価が下落しようが、格差社会が拡大しようが、このアメリカという国はそれでも豊かな国。そしてその”国としての豊かさ”はそう簡単に消えはしない。

日本に戻る前に、アメリカのエンターテイメントをできる限り経験したいと思っている。


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by ny_since1999 | 2009-03-13 23:29
2009年 03月 11日

Fifty who will frame a way forward

11日付の英紙Financial Timesにより選ばれし世界の50人。

日本からは日銀総裁の白川さんと、日産のゴーン。
当然、日本の政治からは一人たりとも選抜されていない。
一方、中国の躍進が目立つ。

下記のリストからは、時代の様々な潮流が見て取れる。

POLITICIANS
1: Barack Obama, 47 US president
2: Wen Jiabao, 66 Chinese prime minister
3: Angela Merkel, 54 Chancellor of Germany
4: Nicolas Sarkozy, 54 President of France
5: Gordon Brown, 58 UK prime minister
6: Vladimir Putin, 56 Prime minister of Russia
7: Tim Geithner, 47 US Treasury secretary
8: Lawrence Summers, 54 Director, National Economic Council
9: Hamad bin Jassem al-Thani, 50 Prime minister of Qatar; head of Qatar Investment

Authority
10: Wang Qishan, 60 Vice-premier, China
11: Barney Frank, 68 Chairman, House of Representatives financial services committee
12: Steven Chu, 61 US energy secretary
13: Olivier Besancenot, 34 French party leader

CENTRAL BANKERS
14: Ben Bernanke, 55 Chairman, US Federal Reserve
15: Jean-Claude Trichet, 66 President, European Central Bank
16: Zhou Xiaochuan, 61 Governor, People's Bank of China
17: Mervyn King, 60 Governor, Bank of England
18: Masaaki Shirakawa, 59 Governor, Bank of Japan
19: Mario Draghi, 61 Chairman, Financial Stability Forum and governor, Bank of Italy
20: Mark Carney, 43 Governor, Bank of Canada
21: Miguel Ordóñez, 63 Governor, Bank of Spain
22: William Dudley, 56 President, Federal Reserve Bank of New York
23: Jacques de Larosière, 79 Honorary governor, Banque de France

REGULATORS
24: Adair Turner, 53 Chairman, Financial Services Authority
25: Sheila Bair, 54 Chairman, Federal Deposit Insurance Corporation
26: Mary Schapiro, 53 Chairman, Securities and Exchange Commission

HEADS OF INSTITUTIONS
27: Jaime Caruana, 56 General manager, Bank for International Settlements
28: Dominique Strauss-Kahn, 59 Managing director, International Monetary Fund
29: Robert Zoellick, 55 President, World Bank
30: Pascal Lamy, 61 Director-general, World Trade Organisation

INVESTORS
31: Lou Jiwei, 58 Chairman, China Investment Corp
32: George Soros, 78 Founder of Soros Fund Management and Open Society Foundation
33: Warren Buffett, 78 Chairman, Berkshire Hathaway
34: Laurence Fink, 56 Chief executive, BlackRock

ECONOMISTS
35: Robert Shiller, 62 Professor of economics, Yale University
36: Montek Singh Ahluwalia, 65 Deputy chairman, Indian Planning Commission
37: Paul Volcker, 81 Chairman, Economic Recovery Advisory Board
38: Paul Krugman, 56 Professor, Princeton University; columnist, The New York Times
39: Nouriel Roubini, 49 Chairman, RGE Monitor
40: Leszek Balcerowicz, 62 Professor of economics, Warsaw School of Economics

BANKERS
41: Lloyd Blankfein, 54 Chief executive, Goldman Sachs
42: Jamie Dimon, 52 Chairman, JPMorgan Chase
43: Stephen Green, 60 Chairman, HSBC
44: Michel Pébereau, 67 Chairman, BNP Paribas

INDUSTRIALISTS
45: Carlos Ghosn, 55 Chief executive, Nissan and Renault
46: Indra Nooyi, 53 Chief executive, PepsiCo
47: Eric Schmidt, 53 Chief executive, Google

MEDIA/ACADEMIA
48: Arianna Huffington, 58 Editor-in-chief, The Huffington Post
49: Rush Limbaugh, 58 Host, the Rush Limbaugh Show
50: Kishore Mahbubani, 60 Dean, Lee Kuan Yew School of Public Policy
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by ny_since1999 | 2009-03-11 23:16