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Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2008年 11月 20日

Chinese

昨日、一通のメールが僕に届いた。相手は中国人。よくよく名前を見ると、僕が1月から受講する中国語の先生から。僕の中国語レベルをチェックするからオフィスに来てくれという。そういうわけで本日、お昼休みを利用して、オフィスに訪問。いきなり、そこからの会話がすべて中国語になった。

予想以上に話せない自分がそこには 存在した。甘くみて準備をしていかなかったことも素直に結果としてあらわれた。情けない、その一言に尽きる。かつて、もう少し話せた頃の自分をどうやら相当に美化していたようだ。

一応、中級レベルからのスタートにはなったが、とてもじゃないけどビジネスへの使用はできない。それを心底痛感した。

卒業までに、ビジネスレベルにまで中国語を強化する!! 帰り道、悔しさのあまり頬をつたわる涙ぬぐいながら(ウソ)僕はそう心に誓った。

冬休みに入ったら、本気で中国の勉強を再開したいと思います。
ちなみに、僕使用している参考書は

Why?にこたえるはじめての中国語の文法書
Chinese_a0100263_554199.jpg



昔、随分と研究した結果これが一番優れた参考書だという結論に至りました。
もし、中国語を学びたい人がいたら是非。

# by ny_since1999 | 2008-11-20 18:51
2008年 11月 16日

next semester

Whartonでは、授業を選択するときにオークションシステムを導入している。スタート時点で、皆平等に同じポイントを持ち、自分の好きな科目、優先度のある科目にポイントを投じ取得するわけだ。面白いのは、そこで運用ができるということ。つまり、早い時期に買っておいて、重要が高まり、価格が高くなった時に手放す。そうすることによりリターンを得られるわけだ。そんなところにもファイナンス校Wharton の特徴が垣間見られる。

先日13日に次期のセメスター(一月から)の授業のオークション第一ラウンドが幕を閉じた。僕は、制約上、あと4単位分しか授業をとれないため、選択に随分と迷ったかが以下の授業をオークションにビッドし無事獲得することができた。

1) Fixed income securities
この授業は、決してゾクゾクするほど面白いとは思えないが受講を決めた。なぜなら、経済の根源は金利だからだ。そしてその原則は、現在、過去、未来変わることはないだろう。(イスラムの金利の概念を禁止する社会は例外)。だから、自分が社会に復帰する前に、もう一度その経済の根源である金利を学ぶべくこの決断に至った。Whartonに来る前に、僕の恩師からFixed incomeは絶対に受講するように言われていたことも理由の一つ。

2)Negotiation
これは既に受講したWhartonの友人から勧められ、興味を持ち受講することにした。これまで、僕はネゴシエーション(交渉)を“学ぶ”という概念そのものがなかった。友人曰く、交渉には、ある種のストラクチャーがあり、それを意識して交渉するのとしないのとでは大きな差を生むという。非常に人気のあるクラスで、今回のオークションでは最もポイントを消費した授業だ。

3)Strategic Management of Human Assets
言うなれば、な人材マネジメントを学ぶ授業
4)Building Human Assets in Entrepreneurial Ventures
言うなれば、創業期の企業における戦略的人材マネジメントetc

Whartonに来る前までは、人のマネジメントなどは、"サイエンスではなく、生れながらの才能であったり、現場で培われた経験であったりが大きく“マネジメント力”に影響を及ぼし、それは学校で学ぶことではない"、そう思っていた。だが、昨年受講した、“management people at work”は僕の考え方を大きく変えた。そこでは、別に大それたことは何も学んでいたい。むしろ基本すぎることばかりだ。例えば、何をすると人は喜び、何をすると人はやる気を出すか?そんなことだ。だが、その基本を体型的に学ぶことによって僕は幾度となく、“目から鱗”を経験した。そんなこともあり、僕はHR系のクラスには興味を抱いていて、今回は二つもクラスを受講することにした。

5)中国語
実は、これはWharton のコースではない。上記の科目を修了すれば、卒業単位に届くため、僕はUniversity of Pennsylvaniaが提供している語学コースの一つである中国語を受講することにした。僕は、普段の生活の20%位は今でも中国語。昔集中的に勉強したこともあり馴染みはある。だけど、やはり今の状態だと趣味の範囲で終わってしまい、中国語のビジネスへの展開は決して起こりえない。こういった問題意識は、実は随分と前から自分の中にはあった。だけど、アメリカに来てからは、日々勉強ばかり。来る前も、受験で相当に忙しかったため、かつてせっかく学んだ中国が日々劣化してゆくのが悲しくもあった。そんなこともあり、今回は思い切って中国語を選択することにした。そしてこの授業はかなり忙しくなりそうだ。なぜなら、1月から5月までの4ヶ月間、週末を除いて、ほぼ毎日クラスがあるからだ。4ヶ月間必死に走り、5月には、ビジネスレベルには到達していたい。約束しよう。

以上5つが、一月からのコース。
どれもこれも、今から相当に楽しみにしている。
また、授業のことは、このブログにupdateしてゆこうと思う。

# by ny_since1999 | 2008-11-16 13:18
2008年 11月 14日

アメリカよ あめりかよ

僕は、今アメリカにいる。
100年の一度の金融危機の現場、アメリカにいる。
そして、その金融界に多くの兵を送り出した、ファイナンスのメッカ、Whartonにいる。

同じく、僕はフィラデルフィアにいる。
28年ぶりの優勝を決めたフィーリーズの町、フィラデルフィアに。

そして、10日前の11日4日。

僕は、お祭り騒ぎの中にいた。
それは、Barack Obamaがアメリカ合衆国次期大統領に当選した日。
人々は、明日への希望、明日への“change”を叫び、街は揺れた。

1963年、キング牧師が“I have a dream”を演説してから、45年。
アメリカが選んだ答えは、 Barack Obama。
king牧師がObamaの当選を知ったら、どれほど喜ぶことだろう。
Obamaの演説が45年前のキング氏のI have a dreamにどことなく似ていると思うのは僕だけだろうか。

President-Elect Barack Obama in Chicago

僕は素直にObamaの演説に感動した。
これほどの情熱を込めた演説ができるリーダーを持つ国が世界にどれほどあるだろう。
そして、こういったリーダを国民が選べるシステムも学ぶところが多い。
日本の政治、政治家は今何をしているのだろ。そんなことがふと頭をよぎった。



人生とは巡りあわせ。
僕は、アメリカで本当に多くのことを経験させてもらっている。
お金では買えない経験。
その一言に尽きる。


アメリカよ、あめりかよ

# by ny_since1999 | 2008-11-14 01:30
2008年 11月 13日

Wharton undergraduate student

ここ数日、僕はプロジェクトに追われ、学校に深夜まで居残りする日々が続いている。そんな中、とあることに気がついた。それは、夜の12時を過ぎても、大学生の若者たちが平然と学校に残り、勉強しているという事実だ。若者たちの眼差しは真剣そのもの。そしてその真剣な眼差しが、あまりにも異なる10年前の自分の大学生生活を思いださせるまでには時間を必要としなかった。そう、彼らはすごい。

Whartonには大きく分けると二つの機能がある。ひとつは、経営大学院(MBA)としての機能、そしてもう一つは、大学(Under graduate)のビジネス科(商学部?)としての機能だ。 言わずもがな、大学生の年齢は20歳前後。そして、そんな大学生たちが、夜になるとWhartonに集結し朝まで建物を占領して勉強しているのだ。僕は、その異様ともいえる光景を今週は幾度となく目撃した。

Whartonの大学生は、元来優秀である。MBAとしてのWhartonは誰もが知るが、ビジネス学部(商学部?)としても全米ではダントツN0.1(US news によると94年以降、2008年までNo.1)として名が通っており、正に名門中の名門。Whartonには20歳とは思えない落ち着きや発想を持っている若者が本当に多くいる。思えば、WABCを準備していた時も多くのundergraduateがお手伝いしてくれたわけだが、やはり皆”相当に”優秀だった。しかと自分の意見を持ち、自らの判断に基づいて行動する。悲しいかな、日本人がイメージする、日本の大学生とはスケールが少々異なる。驚くなかれ、そんな彼らの卒業後の年収は1000万円を超えているそうだ。つまり、22歳や23歳でもうそれぐらいに稼いでしまうというのだ。ちょっと理解しづらい現実だけど、それは紛れもない現実。

さて、話をもどそう。上述したけれど、WABCでは多くの大学生がお手伝いしてくれた。その中で、僕は多くの大学生と親しくなった。彼らの頑張りを見ていて、僕自身、彼らから学んだことが本当に多い。これまでは10歳も年下のガキと思っていた面が強かったが、実際は、ちゃんとした大人だ。近いうちに大学生を誘ってご飯を食べにいくのも面白いかもしれない。WABCと真夜中のWharton校は一つ僕に”気づき”を与えてくれた。

# by ny_since1999 | 2008-11-13 23:11
2008年 11月 13日

今週が山場

すっかり寒くなった。
街は、確実に冬へと向かっている。
そして、もうすぐ12月。
12月になれば、試験が始まる。
そしてそれが終われば、僕の学生生活の75%が終わる。
早いもんだな・・

街は随分と寒くなったが、僕のスケジュールは過熱している。
今週は5つのプロジェクトが重なり、物理的に時間調整ができない状態になっている。
昨日も、気がつけば夜の12時半まで学校に残り、議論をしていた。
あと数日は、この調子が続きそうだ。
WABCが終わってから、まったく息をつく間もない。

明日は、1月からのクラスのオークションが閉め切る。
それをもって、改めてそれらのクラスの紹介をしようと思う。

では、

# by ny_since1999 | 2008-11-13 23:08