Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2009年 01月 14日

Start

最後の学期がいよいよ始まった。

月曜
11:00-12:00 Intermediate Chinese
13:30-15:00 Real Estate Investment

火曜
9:00-10:30 Fixed Income
10:30-11:30 Intermediate Chinese
12:00-13:30 Strategic Management of Human Assets
15:00-18:00 Negotiation (3hours)

水曜
11:00-12:00 Intermediate Chinese
13:30-15:00 Real Estate Investment
15:00-18:00 Building Human Assets (3hours)

木曜
9:00-10:30 Fixed Income
10:30-11:30 Intermediate Chinese
12:00-13:30 Strategic Management of Human Assets

以前も述べたけど、今回はStrategic Management of Human AssetsとBuilding Human AssetsというHRの授業を二つ選択している。僕は、そこで様々なロジックやシステムを学ぶことになる。忘れてはならないのは、所詮ロジックはロジック、システムはシステムだということ。人間はロボットではない。人は、システムだけでは決して動かない。さりながら、感覚、直観だけで行動すると成功があってもその再現性は低くなる。やはり、再現生を生むには、そこに体系的に考えるロジックが必要。

おそらく、マネジメントを学校で学ぶことなど卒業後にはないだろう。その意味でも、今回はできる限り多くのものを吸収したい。授業の内容は、今後ブログにもアップします。
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# by ny_since1999 | 2009-01-14 22:50
2009年 01月 12日

こんな日もあるさ

今日は、いろいろと不運が重なった。

NYにある日本国総領事に用事があったので、早朝、車で出発。
その直後、信号無視で警察に捕まる。
「今のはまだ黄色でしょ??!!」
言い訳は通じず・・・・

NYといえど150KMくらい離れている。とりわけ、中心部は、地図がないと極めて複雑。ただし、カーナビがあるから安心。そう思っていたら、途中で電源が落ちる。そう、僕はカーナビがいつもどおり機能すると信じており、地図を持っていなかった。よって方向を失う・・・。

3時間後、死に物狂いで、マンハッタンにある日本国総領事を発見。「さて、駐車場はどこだ?」。 これはすんなり見つかった。
「オッシャー!」

さて、本日のメインイベントである総領事での用事。だけど、僕を相手した総領事の人が恐ろしく要領が悪く、こちらの要件を伝えるのに1時間以上を費やした。典型的なマニュアルパーソンで、自分の言っている発言の意味を理解していない。故に、全く僕の質問に答えれない。結局、彼女のボスを呼んだら、5分で解決。 「やっと終わったぜ・・・」。「それにしても、なぜ”あの”人が”あの”ポジションにいるのだろう・・」。 

車に戻り、出発しようとしたその瞬間。
$49
「え?駐車料金が$49?? 嘘だろ?!!」。
2時間で$49。
「・・・・」
「不況じゃないのかよ、この街はよ・・・」

車に、乗り込みフィラデルフィアに向けて出発。運転は順調。一時間後、総領事の女性から携帯に電話がある。イヤな予感。「料金を間違ったので、戻ってきてください」。流石に、ここで一度彼女を怒る。NYから既に100KMi以上離れていて、しかも高速に乗っている。戻れるわけがない。よって、結論的には、後日残金を送金することに。もちろん送金手数料はむこう持ちで。

そうこうしていると、ガソリンのランプが点滅。「しまった、ガソリンがない・・・」。
「まだ、大丈夫だ・・・まだ・・」。そう思っていると、渋滞に会う。高速を降りようにも降りられない。よって、まずはヒーターを切り、ガソリンを節約。

そして、最後のランプが消えた。「やばい・・」。電気節約のため(ほとんど意味はないけれど)、ラジオも切り、自ら歌を歌う。「フンフンフン~~~」

そう、思ったら、出口がついに現れた。「ヨッシャー!」。そして、すぐにガソリンスタンドを見つける。「助かった・・・・」。そして一気に駆け込んだ。

「NO GAS」

「ウソだろ・・・・・」。何と、そこは昨年つぶれたらしく、「No gas」と書いてあった。「これコメディーじゃないんだからさ・・・」。一度エンジンを止め、地元住人に一番近くのガソリンスタンドはどこかを聞いた。「3mile先にある」。「3mileもつかな・・・・」。希望とともに、エンジンに再点火。

5分後、無事ガソリンスタンドにつく。ガソリンスタンドが天国に見えた。
そう、その時歴史が動いた。

その後また渋滞にあうも、無事家に着く。
10時間にもおよぶ格闘が幕を閉じた。

きっと、明日以降はいいことがあるに違いない。
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# by ny_since1999 | 2009-01-12 22:50
2009年 01月 11日

その時歴史が動いた

昨日のブログの記事に関連するけれども、最近僕はかつてNHKで放送された「その時歴史が動いた」をよくYou Tubeを通し見ている。もちろん、全部がアップされているわけではないので内容には限りがあるが、それでも十分に楽しめる。

ここで二つ紹介させていただこう。
勝海舟

白州次郎

なんと、なんとデカイ男たちよ

僕は白州次郎氏が学んだケンブリッジ大クレア・カレッジを一度見学している。
その時に、僕はこんなことを思ったことは記憶に新しい。
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# by ny_since1999 | 2009-01-11 00:17
2009年 01月 10日

You Tube

アメリカに来る前、あまりYou Tubeを見るようなことはなかった。でもこちらに来てからは、何かとYou Tubeを見る機会が多い。面白いことに、Whartonの授業でも多くの教授が多くの場面でYou Tubeのコンテンツを使用している。確かに、内容も日々増加しており、中には本当に面白いものも数多く存在する。

他方では、昨年大統領に当選したオバマ氏もこのYou Tubeを多用したと聞く。自らの演説やメッセージをこのYou Tubeに載せた。これを見た多くの国民が心を動かされたことは歴史が示す事実であろう。資金力で劣るオバマがヒラリーに勝てた一つの要因は、オバマのYou Tube戦略があったからだと巷では言われている。

大学教育、あるいは大統領選挙にて使用されたり、You Tubeの使途は今後さらに進化してゆくに違いにない。そして同時進行で進化(増加)するYou Tube自体の内容がきっと使途の多様化を加速させるに違いない。

個人的にもYou Tubeは頻繁に使用している。Blogに組み込んだり、音楽を聴いたり、最近では、かつてTVで放送された番組もいくつかアップされているので、それらを見るのが楽しくて仕方がない。

PCがあれば、どこにいても何でもできる。
すごい世の中になったものよ。
この情報化社会は、10年後いかなる変化を遂げているのかな。
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# by ny_since1999 | 2009-01-10 23:36
2009年 01月 09日

Philadelphiaへ

昨日、無事、太陽の街、CANCUNから戻りました。
極寒の地、フィラデルフィアの寒さは想像以上。
体は全身日焼けしているものの、防寒具を着こまなければならないのはなんだか変な感じ。
きっと、この寒さの中を日焼けして歩いている僕は、回りから見ると滑稽に違いない。

今日、前学期の成績がすべて出そろった。
幸い、全て単位を取得できたようだ。
これで、16.5単位を取得できたことになる。
wharton卒業必要単位は、19単位。
つまり、あと2.5単位で良いというわけ。
これから5単位、6単位取得しなければならない人が多い中、僕は結構頑張った方だと思う。
もちろん、2.5単位しか授業に出席しないのは、機会損失が大きいため、できる限り多くの5単位~6単位分のクラスには出席しようと思う。この地ではできるだけ多くのものを吸収したい。また、学校の活動以外にも、やりたいことがいくつもあるため、そこにも時間を割きたいと思う。

さて、僕は、前期をもってファイナンスをmajorするための必要単位は既に取得した。よって、ファイナンスmajorは終了だ。以前も述べたけれども、これから始まる学期の授業を終了することができればmanagement専攻にもなる。

これから、来週から始まるクラスに向けて、シラバスなどを読み込もうと思う。

以上
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# by ny_since1999 | 2009-01-09 16:15
2009年 01月 08日

今日の一言

体制に阿(おもね)ることは簡単である。

体制を批判することも簡単である。
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# by ny_since1999 | 2009-01-08 23:58
2009年 01月 07日

海を見ながら

今、僕はビーチのバーにいる。

灼熱の太陽
響く波音
吹き抜ける青空
透き通る青い海
そしてギンギンに冷えたコロナ

全てが最高だ。

この贅沢すぎる環境の中で至福の時を楽しみつつも、
一方で色々なことを考えた。
これまでのこと。
そして、これからのこと。
そう、色々だ。

きっと、こんなに贅沢に、制約のない時間の中でモノを考えることができるのは、もしかして人生で最後かもしれない。


今日から一足早く一年生はクラスがスタートしたと聞く。
僕たち二年生の授業もすぐに始まる。

青い海を目の前にして過ごす、贅沢な生活も今日で終わり。
明日、僕はフィラデルフィアに飛ぶ。

いよいよ始まる、Wharton last 25%。
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# by ny_since1999 | 2009-01-07 16:03
2009年 01月 05日

目線を上げる

新年に入り、多くの方からメッセージを頂いた。その中の一通は、僕の恩師から。
かつて、仕事で最も僕をボコボコにした人物。
その後起業し、現在会社を運営している。

僕が彼から精神面で教わった、否、盗んだものは数知れず。
今の僕の考え方の基盤を作ったのは彼であることは間違いないだろう。
それだけ僕にとって影響力のある人だった。
Whartonへ来る直前に、合格祝いということで、食事に招待してくださった。そこでも、多くのヒントをいただいたことは言うまでもない。

メッセージの中にあったほんの数行の文章が、僕を呆然とさせた。
たった数行の文章で、圧倒的なレベルの差を痛感させられたからだ。
そう、次元が違った。

「距離は全然縮まってない・・・・・」

僕は、MBAという道を選んだ。でも、”適当”に過ごしていると、2年間、”現場”という荒波の中で日々格闘している人たちと大きく差をつけられてしまう。そんなことを僕に思わせる内容だった。

要は、レベル

氏のメッセージは、いつものことながらイヤでも僕の目線を上げてくれる。「目線を上げろ」と言われて、目線を上げるのは非常に難しい中で、目線を上げざるを得ない衝撃を与えてくれる氏には僕は本当に感謝している。

残すは半年の米国での生活、僕がこの地でやるべき課題がまた一つ増えた。
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# by ny_since1999 | 2009-01-05 07:55
2009年 01月 03日

青い海 ~Playa Del Carmen~

ガキの頃、沢木幸太郎の“深夜特急”に僕は大きな影響を受ける。
いつの日か、自分も旅を・・

数年後、大学のために東京へ
学んだ物は、大学の勉強よりもアジアだった。

シンガポールに上陸。マレーシアとの国境を越え、ジョホールバルへ。
バスとヒッチハイクで北上。目指したのは、ランカウイ島。

ランカウイ島、ペナン島、クアラルンプール、バンコク・・・etc etc
拉致、喧嘩、トムヤンクン・・ 
行く先はベトナムのホーチミン。バスを乗り継ぎ、北東の小さな街、ニャチャンへ。

そこで見た青い海が、ふと脳裏に蘇った。

今、僕はメキシコのPlaya Del Carmenにいる。
MBAの最後の学期が始まる前に、青い海を見にこの地へやってきた。

発展途上の南国の風。
星空
青い海

アジアを駆け抜けた遠い昔を思い出しました。

青春だぜ

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# by ny_since1999 | 2009-01-03 22:42
2009年 01月 01日

青春 ”2009”

新年になるといつも、いつもこの詩が蘇る。
去年も、同じ時期にこの詩をブログしている。

新しい年。どんなに年をとっても、若くあるべし。
そんな思いから。

本年最初のブログは、これ以外に見つからない。



「青春」:サミュエル・ウルマン

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年

月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く

求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

  人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。

  希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。


大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして

偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ

人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる。


2009年が始まった。
僕にって、卒業の年であり、挑戦の年であり、そして願わくは飛躍の年に。
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# by ny_since1999 | 2009-01-01 11:55
2008年 12月 31日

同じ時代を生きる仲間たちへ

2008年が今終わる。
この一年、僕はいろんな人と出会い、いろんなものを学び、そして吸収した。
感動だったな。その一言に尽きる。

やはり最も大きな財産は、多くの仲間たちと出会い、そしてそういった仲間たちと互いの理解を深めることができたことだと思う。人生を通した絆を誓ったlearning team mate。Whartonで出会った日本人の仲間たち。一緒に一年間走ったコホートFの65人の超多国籍なクラスメート。3月のジャパントレックでは、本当に多くの友ができた。夏を過ごしたParis。そこからは、また新たな友情が生まれた。そして日本からは、一年を通し仲間たちから多くのメッセージを頂いた。僕は、そのすべてに感謝したい。

人生とは実に不思議なもの。
僕たちは影響を与えるより、影響を与えられて生きている。
「あの人と出会ったから、今の自分がある」。そう思う人は決して少なくないはず。
でも、その影響を与えうる人たちを能動的に選ぶことは難しい。
そう、僕たちは偶然に出会った人たちに多くの影響を受けて生きている。
この地球上、65億人が存在する中で、彼と出会い、彼女と出会い、そしてあなたと出会った。
同じ時代、同じ世代に生きる人間として。

それはもはや奇跡としか言いようがない。

僕たちは、その奇跡の中で、笑ったり、喜んだり、泣いたり、悔しがったり、鼻水を出したりしている。もし、あの日あの時あの場所であの人と出会っていなかったならば、きっと僕たちの人生は今とは全く違ったであろう。

2008年。
僕は皆さんと同じ時代に生き、そして偶然にも知り合うことができ、そして偶然にも“友”になれたことを感謝したい。

読者の皆様。
これをもって、2008年の最後のブログとさせていただきます。2009年が、皆さまにとって飛躍の年になることを心より祈っております。
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# by ny_since1999 | 2008-12-31 22:07
2008年 12月 30日

Ahead of the Curve

a0100263_2272376.jpg以前、ラーニングチームのRobertに勧められた本、「Ahead of the Curve」。Harvard Business School, 通称HBSにて2年の過酷な生活を体験した著者が、彼なりの視点でその2年の体験をこの本の中で述べている。読み進んでいく中で、自分がWhartonで経験したことがイヤでも蘇ってきた。MBAに興味を持ち、将来受験を考えている人は一度読むことをお勧めする。ちょっと焦点が細かすぎる感はあるけれど、MBAの生活のイメージはつかめると思う。

タイトルに“Ahead of the Curve”とある。これは極めて巧妙に作られたMBAらしいタイトルだ。統計を学ぶと必ず出てくるNormal distribution(正規分布)。右側の写真に描かれているのがそのNormal distributionだ。そのカーブの中心が母集団の平均値だ。つまり人並みということ。ものすごく噛み砕いた表現でいうと、中心から右側に行けばいくほど平均以上に優れているということ。“Ahead of the Curve”、和訳は「カーブの先」。あくまでこれは僕の解釈だが、カーブの中心から離れた場所に位置する存在、つまり他を凌駕する存在、それがHBSだということをこのタイトルは隠喩している。

本の中には、ポイントになる個所がいくつもあったけど。一つだけここでシェアさせていただこう。こんな一文があった。HBSのとある卒業生のコメントだ。「HBSから得たもの、それは知識、テクニック、ネットワークでもなんでもない。それは自信。」

僕は、Whartonに来て、果てしないほど多くのことを学んだ。「知識、テクニック、ネットワークを得なかったぜ」、などとスカシてかっこつけて言うつもりはない。僕はそのすべてを得た。むしろ消化しきれないくらいにだ。では果たして僕は”自信”というものを得たのだろうか?日々、世界から集まった弩級の学生たちと比較される生活の中で、自信を構築していくことは正直難しい。むしろ「MBAの生活の中では日々自信を失った」、というのが正直なところ。

でも僕はこう信じている。全てのカリキュラムを終え無事卒業した時に、その様々な思いが、きっと自信に変わるんだと。

奢ること、高ぶること、そして己を過信しているような人間の度量は、たかが知れている。でも、人間には自信が必ず必要だ。自信とは、己が培ったものを信じること。これは、とりわけ未開の地へ踏み込む時に必ず必要になる。自信をもった人間はすぐにわかる。その人の目を見れば一瞬で。

僕たちClass of 2009はあと半年で卒業する。“Ahead of the Curve”になるのかならないのかはHBSやWhartonでMBAを取得することとは関係がない。大切なのは卒業後、何をするかだ。そして結果を出すことだ。その時初めて、もしかしてそこに“Ahead of the Curve”があるのかもしれない。
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# by ny_since1999 | 2008-12-30 23:25
2008年 12月 26日

Implementation

a0100263_14383150.jpg今日は部屋を集中的に掃除する。前期に使ったケースや教材を仕分け、ファイリング。なにせ全部で数千ページにも及ぶ代物だ。予想以上にファイリングには時間がかかった。本棚を整理している途中で、一冊の本と再会する。それは、“謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦”という本。実は、この本の著者である経営者の須田さんは、Whartonで同期kuraさんのお友達。以前より、「友人が起業した」と話を聞いていて、日本に夏に帰った時に、偶然本屋で僕はこの本と出会うことになる。思わず手に取った。

世の中には、新参者が営業目的で内容の薄い本を出版することが多々ある。でも幸い、僕はこの本を読んで良かったと素直に思えた。そしてその価値を分けるべく、実際、他の人にも紹介した。このブログを読んでいる人の中にも、僕からこの本を紹介された人がいるに違いない。

本の内容はこうだ。若者たちが青い夢を抱き、そして追いかけた。必死に今を生き、少しずつでも着実に会社を成長させてゆく。いろんな困難に会いながらも、必死に乗り越え、斬新なアイデアを世の中に提供してゆく。そういったドラマがこの本には書かれていた。きっと、読む人にとっては、「なんだ、こんなことか。アルアルこういう本」と思う人もいるかもしれない。でも僕には違った。僕には共感するところが非常に多かった。なぜなら、僕も同じような経験をしているからだ。そう、僕もかつて“start-up”(創業間もない会社)の時期を経験している。だからこそ彼らの気持ちを本当によく理解できた。本を読んでいて思わず目頭が熱くなったことを覚えている。

生まれたての会社を前進させて行くことは、想像以上に難しい。なにせ、全て一から創り上げなければならない。そのビジネスが新しく、斬新であればあるほど、世の中に見本にすべきモデルが存在しないことは言うまでもない。そしてそんなビジネスモデルに加え、内部・組織的にも新しいものを自ら構築してゆかなければならない。また、提供するものが新しければ新しいほど、自分たちに対する様々な意味での風当たりは必ず強くなる。それでも会社は生きるためには前に進まなければならない。その時に必要なのは、何よりもbelief (信念)、passion(情熱)、そしてdream(夢)だ。

先日、Whartonの同期とこんなことを話したことを覚えている。「俺達はMBAという高等教育を受け、近い将来社会に復帰する。でもその時、俺達は絶対に“ジャーナリスト”、”評論家”にはなってはいけない。口を動かすより、まず手を動かさせ。理屈をこねる前に仲間との信頼を築け。そして仲間たちの心に火をつけろ。そして何よりもImplement(実行)し結果を出す、それに尽きる。」

Belief、passion、dream、そしてimplementation。僕は、これらの言葉を大切にしたい。一つでも欠けたら、きっと僕はつまらない人間になるにちがいない。


最後に、エニグモの今後のご活躍をお祈りします。
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# by ny_since1999 | 2008-12-26 23:27
2008年 12月 25日

飲茶へ

メリークリスマス。

アメリカではクリスマスは家族と過ごすというのがスタンダード。
街は静まり返り、店などどこも開いていない。

「せっかくのクリスマスなんだから何か旨いものを食べようぜ」

町に繰り出すも、上述のとおり、店は一つも開いていない。

「中華街行けば絶対開いてるはずだ」

案の定、中華街の街はいつもと変わらずほとんどすべての店が開いていた。

「アジア人はやはり働き者だ」

「飲茶を食べよう」

行った先は、Ocean Harbor。
そこで僕は信じられないものを目にすることになった。
そのレストランは100人~150人の席があるのだろうか。
そこになんとか500人以上(目算)が押し寄せていた。
皆同じ目的。
クリスマスに家族と飲茶を食べようというわけだ。

店の中は大混乱。
もう、オペレーションどころではない。
誰が店員で、誰が客かもわからない。
しかも、後から新しい客が次から次へと強引に店に入ってくる。
店の通路にまで人が入り、飲茶の車が通れない。
すなわち、飲茶を食べに来ているのに、皆何も食べれない。
といった状態。

MBA的に、オペレーションをあ~すれば、こ~すればといいたくなった。
調子に乗っていたら、強引に突入してきた飲茶カーに僕は追突される。
英語が通じなかったので、中国語(北京語)で文句を言う。

「痛いアルヨ!」

どうやら、広東語しか話せないらしく通じづ。
しかも睨まれた。

「・・・・」

いろいろあったけど気合で、なんとか食事に成功。


人生で、これほどスリリングな昼飯は初めてでした。

あまりにもビビッドな体験だったから、ブログしてみました。

以上
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# by ny_since1999 | 2008-12-25 23:55
2008年 12月 25日

倒産と失業

少し前の記事になるが、12月18日の日経新聞によると、今年の10月、一ヶ月間で、中国の広東省では8513社が倒産したという。これは今年の1月から9月までに同省で倒産した企業の累計7148社を超える数字。アメリカで始まったサブプライムが太平洋を越えて、今中国で火を吹いている。広東省には100万3000社が企業として登録されており、今回の倒産劇は、less than 1%で全体の一部と言えば一部だが、同省の就業人口7000万の65%が中小企業で働いており、中小企業の倒産の加速は、直接失業の増加につながるという事実には注意が必要だ。外国企業の生産地のシフトとも重なり、今後の更なる失業の増加は心配される。(関連記事こちらこちら

北京の知人から連絡があった。なんと職が見つからないという悲しい知らせ。英国の大学院を卒業後、ITエンジニアとして活躍していたわけだが、部門の閉鎖ということで、10月に会社をさった。会社としては、彼に他の部門に移る選択肢を与えたが、彼としては、転職は容易にできるはずという考えから会社を退職。現実は甘くはなかった。何十社にレジュメをおくるも、面接にはたどり着けず今日に至る。この話は彼のidiosyncraticな話ではない。今中国では多くの若者が急速に職を失い、光を失っている。

彼曰く、現在北京の街が急速に変化しているという。思えば、今年8月、北京はオリンピックに向け一気に盛り上がった。だが、その後サブプライムでその盛り上がりも一気に沈下。現在、街には明日を見失い、街を放浪する人が一気に増えたという。確かに、僕が8月に北京にいた時は、“そういった人々”はあまり見かけなかった。きっと、街の光景は今随分と変わっているに違いない。

中国は、今多くの問題を抱えている。チベット、新疆ウイグル自治区の紛争・独立の問題を始め、国としての大事は枚挙に暇がない。ただ、これまで”農村部と沿岸部の貧富の差の問題”に関しては、学者が指摘するほどそれほど大きな問題にはなってこなかった。その理由は国全体の経済が凄まじいスピードで成長しており、農村部の人たちは、沿岸部の高い生活水準に嫉妬しながらも、自分自身の生活水準の向上にも満足していたからだ。だからこそ、大きな問題は起こらなかった。だが、上述したように、もし中国の経済成長が失速すると、これまでのバランスが大きく崩れる。そしてそれはやがて大きな社会不安、あるいは暴動を引き起こすことになりかねない。そんなこともあり、中国政府は、次期オバマ政権同様、“ケインズ”(財政政策)をする方針を打って出た。しかもその額も5860億ドルと膨大。今後の展開に要注目だ。


僕の友人が一刻も早く職を見つけられることを心から祈っています。
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# by ny_since1999 | 2008-12-25 20:50