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Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2008年 06月 12日

Summer intern

僕がフランスにいる理由は、高級なフランス料理を食べるためではない。とある企業にてサマーインターンをするために来た。今、800人のWhartonの学生たちは、世界に飛び散り、主にサマーインターンに従事している。僕もそのひとりというわけだ。もちろんこれはWhartonに限らず、他のbusiness schoolも同様のこと。皆、このサマーで企業にアピールし卒業後のオファーをもらうべく、必死に働くわけだ。

僕が現在属する企業は、グロバールに展開はするものの、規模自体は決して大きくはなく、社員の数もおよそ60人。ところが、驚くなかれ、その中には16もの国籍が存在するのだ。社内の公用語はフランス語と英語だが、実際は、もっと多くの言葉が飛び交っている。僕は立派な部屋を与えられ、同年代の女の子と二人で部屋を陣取っている。彼女がまたすごい。ハンガリー出身の彼女は、ハンガリー語はもちろんのこと、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語を話す。フランス語はラテン言語であるため、同じラテン言語である、イタリア語とスペイン語も大体は理解できるとのこと。彼女の隣に座っていると、かかってくる電話にすべて違う言葉で対応しているシーンが多々ある。次から次へと、まったく異なる言語が出てくるのだ。聞いていて、こちらの頭がおかしくなりそうに。恐ろしいのが、彼女はそれぞれの言語で計算もできるのだ。稀に見る、頭脳の持ち主だ。ちなみに、僕は日本語と英語と中国語(生活レベル)を話すが、なんだか彼女に影響され、四つ目の言語としてフランス語を本気で学ぼうかと考え始めた今日この頃です。

新しい組織を見ることは、本当に勉強になる。その組織の良さと、潜在的な問題などを自分なりに考えることは、今後自分が実際に組織を構築していくときに本当に役立つにと考えている。Whartonという組織からも多くを学ぶことができたことは言うまでもないこと。ヨーロッパでの生活は、まだまだ続く。この国、この地からできる限り多くのものを吸収し、自分のアセットにしたいと思う。

by ny_since1999 | 2008-06-12 23:20


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