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Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2008年 11月 01日

フィリーズ優勝

フィリーズ優勝_a0100263_2335193.jpgつい先日、フィラデルフィアーにあるメジャーリーグチームのフィリーズがワールドシリーズで優勝した。これは28年のぶりの快挙らしい。優勝を決めた当日(確か水曜日)、街はお祭り騒ぎだった。人々は、街に繰り出し、街の中心部を占領。街を走るほぼ全ての車は、喜びのクラクションをならしながら走行。

昨日、街では優勝パレードがあった。たまたま僕の家の近くを通った時、運よく日本人プレーヤーの田口選手を見つけることができた。それ以上に驚いたのは、選手を見て、感極まって涙している女の子もいたことだ。この街の人間にとって、今回の優勝は本当に“大きな”出来事だったことがそこからも感じ取れた。

アメリカのスポーツビジネスは、本当にうまくできている。想像以上に、地域住民とチームがうまく融合している。そして、それが地域経済の活性化に大きく繋がっていることは否定できない事実だ。スポーツビジネスは、日本がアメリカから最も学ばなければならないポイントの一つ。

アメリカメジャーリーグでは、強いチームが資金力を活かして、更に強くならないようにするために、逆に言えば、弱いチームがジリ貧にならぬよう、リーグ内で利益をシェアするシステムがある。よって、弱いチームでも、そのシステムのおかげで、優れた選手の獲得であったり、サービスの向上にお金を振り向けることができる。そして、他にも多くの施策が施されていることは言うまでもない。この点で、金に物を言わせ、業界の4番打者を一手に集める読売巨人軍とは随分とやっていることが異なる。アメリカは、全体のパイの拡大に重きを置き、そしてその拡大に成功している。そして、それが結果的に、地域のファンや子供たちに大きな夢を与えている。

昨今、日本でも、プロ野球やサッカーにおいて、地域重視が始まっている。これは、いい動き。日本人は、元来スポーツ観戦好き。そこに確かな制度があればきっともっと成長できる。
日本のプロスポーツビジネスが今後大きく飛躍することを祈っています。 かつての野球少年として。

それにしても、アメリカ人の熱狂は凄まじかった・・・

by ny_since1999 | 2008-11-01 10:32


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