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Wharton MBA 記  ~Carpe diem - 今を生きる~

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2008年 11月 16日

next semester

Whartonでは、授業を選択するときにオークションシステムを導入している。スタート時点で、皆平等に同じポイントを持ち、自分の好きな科目、優先度のある科目にポイントを投じ取得するわけだ。面白いのは、そこで運用ができるということ。つまり、早い時期に買っておいて、重要が高まり、価格が高くなった時に手放す。そうすることによりリターンを得られるわけだ。そんなところにもファイナンス校Wharton の特徴が垣間見られる。

先日13日に次期のセメスター(一月から)の授業のオークション第一ラウンドが幕を閉じた。僕は、制約上、あと4単位分しか授業をとれないため、選択に随分と迷ったかが以下の授業をオークションにビッドし無事獲得することができた。

1) Fixed income securities
この授業は、決してゾクゾクするほど面白いとは思えないが受講を決めた。なぜなら、経済の根源は金利だからだ。そしてその原則は、現在、過去、未来変わることはないだろう。(イスラムの金利の概念を禁止する社会は例外)。だから、自分が社会に復帰する前に、もう一度その経済の根源である金利を学ぶべくこの決断に至った。Whartonに来る前に、僕の恩師からFixed incomeは絶対に受講するように言われていたことも理由の一つ。

2)Negotiation
これは既に受講したWhartonの友人から勧められ、興味を持ち受講することにした。これまで、僕はネゴシエーション(交渉)を“学ぶ”という概念そのものがなかった。友人曰く、交渉には、ある種のストラクチャーがあり、それを意識して交渉するのとしないのとでは大きな差を生むという。非常に人気のあるクラスで、今回のオークションでは最もポイントを消費した授業だ。

3)Strategic Management of Human Assets
言うなれば、な人材マネジメントを学ぶ授業
4)Building Human Assets in Entrepreneurial Ventures
言うなれば、創業期の企業における戦略的人材マネジメントetc

Whartonに来る前までは、人のマネジメントなどは、"サイエンスではなく、生れながらの才能であったり、現場で培われた経験であったりが大きく“マネジメント力”に影響を及ぼし、それは学校で学ぶことではない"、そう思っていた。だが、昨年受講した、“management people at work”は僕の考え方を大きく変えた。そこでは、別に大それたことは何も学んでいたい。むしろ基本すぎることばかりだ。例えば、何をすると人は喜び、何をすると人はやる気を出すか?そんなことだ。だが、その基本を体型的に学ぶことによって僕は幾度となく、“目から鱗”を経験した。そんなこともあり、僕はHR系のクラスには興味を抱いていて、今回は二つもクラスを受講することにした。

5)中国語
実は、これはWharton のコースではない。上記の科目を修了すれば、卒業単位に届くため、僕はUniversity of Pennsylvaniaが提供している語学コースの一つである中国語を受講することにした。僕は、普段の生活の20%位は今でも中国語。昔集中的に勉強したこともあり馴染みはある。だけど、やはり今の状態だと趣味の範囲で終わってしまい、中国語のビジネスへの展開は決して起こりえない。こういった問題意識は、実は随分と前から自分の中にはあった。だけど、アメリカに来てからは、日々勉強ばかり。来る前も、受験で相当に忙しかったため、かつてせっかく学んだ中国が日々劣化してゆくのが悲しくもあった。そんなこともあり、今回は思い切って中国語を選択することにした。そしてこの授業はかなり忙しくなりそうだ。なぜなら、1月から5月までの4ヶ月間、週末を除いて、ほぼ毎日クラスがあるからだ。4ヶ月間必死に走り、5月には、ビジネスレベルには到達していたい。約束しよう。

以上5つが、一月からのコース。
どれもこれも、今から相当に楽しみにしている。
また、授業のことは、このブログにupdateしてゆこうと思う。

by ny_since1999 | 2008-11-16 13:18


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